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研究会情報

このページでは、史学会に寄せられた、歴史学に関連する研究会や学会、講演会、展覧会などの情報をご案内しています。詳細は、それぞれの問い合わせ先にお尋ねください。
皆様からの積極的な情報提供をお待ちしています。

「異文化交流の世界史」第第10回オンライン講演会[2025.03.26掲載]

日時:

2025年4月25日(金)19:30~21:00

場所:

オンライン(Zoom)

主催:

科学研究費基盤研究(A)「近世ユーラシアの宗教アイデンティティ:グローバル多元主義と地域大国主義の相克」(代表:守川知子)

趣旨説明、プログラムなど:

歴史上、人はどのように他者と邂逅し、交流したのかを検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、オンライン(Zoom)による連続講演会「異文化交流の世界史」を開催します。
第10回は下記の要領で行います。

 

日時:2025年4月25日(金)19:30~21:00

講師:岡 美穂子先生(東京大学准教授)

テーマ:「日本人によるアフリカ人認識の再検討――戦国時代を中心に」


【講師紹介】
専門は、戦国時代から江戸時代初頭の日本の対外関係史。史料編纂所で『イエズス会日本書翰集』編纂に20年以上携わる。近年は、対外貿易での輸入商品の日本国内での流通や港湾都市の発展、関係した日本人商人のネットワークに関心がある。単著に、『商人と宣教師――南蛮貿易の世界』(東京大学出版会、2010年)、およびThe Namban Trade-merchants and missionaries (Brill, 2021)があるほか、多数の編著書・論文がある。 

*戦国時代にイエズス会宣教師とともに来日し、織田信長に仕えることになった「弥助」はアフリカ人男性でした。戦国期の日本人による「アフリカ人」に対する認識は、どのようなものだったのでしょうか。今回は、様々な議論を喚起したこの「弥助」という人物を中心に、戦国期から近世初頭の「アフリカ人」に対する言説を整理し、それらの認識が日本と海外の長い通交の歴史の末に生成されたものであることをお話しいただきます。


申込先: https://forms.gle/D3N2p1w4r5CZhEb56

*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の4月24日正午までに、上記のURLからお申し込みください。
*お申し込みいただいた方へ、前日中に、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

ご講演は45~50分、質疑応答は30~35分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。
奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

【これまでの講演会】

第1回・5月31日(金) 西川杉子先生(東京大学)「ユグノーたちのロンドン」

第2回・6月20日(土) 弘末雅士先生(立教大学)「人喰い風聞と異文化交流」

第3回・7月19日(金) 澤井一彰先生(関西大学)「酒は飲んでも吞まれるな:16世紀後半のオスマン帝国の都イスタンブルにおける飲酒行為をめぐる異文化交流」

第4回・9月30日(月) 中砂明徳先生(京都大学)「3人のペトロ」

第5回・10月24日(木) 網野 徹哉先生(東京大学)「司祭を訴えるインディオたち:16~17世紀のアンデス世界」

第6回・11月28日(木) 冨澤かな先生(東京大学)「共感と偏見:18世紀末イギリス人オリエンタリストのインド理解」

第7回・1月22日(水) 馬場多聞先生(立命館大学)「イエメンのラスール朝と動物たち」

第8回・2月12日(水) 小澤実先生(立教大学)「ヴァイキングとシルクロード:ユーラシアに広がる北欧人集団」

第9回・3月5日(水) 坂野正則先生(上智大学)「18~19世紀フランスにおけるワイン産業と外国人」


【今後の予定】

第11回・5月26日(月) 川分圭子先生(京都府立大学)
第12回・6月 山下範久先生(立命館大学)

問い合わせ先:

tomomo■l.u-tokyo.ac.jp(■を@に変えてください)

 

日本アーカイブズ学会2025年度大会[2025.04.09掲載]

日時:

2025年4月26日・27日

場所:

一橋大学東キャンパス東2号館

主催:

日本アーカイブズ学会/共済:一橋大学大学院社会学研究科

趣旨説明、プログラムなど:

日本アーカイブズ学会2025年度大会について、プログラムの概要が決まりましたので、下記の通りお知らせいたします。アーカイブズをめぐる諸課題と可能性にご関心のある方は、どなたでもお気軽にご参加ください。なお、本年度大会は一橋大学大学院社会学研究科との共催(協力)で開催いたします。

1 全体概要

【日程】

2025年4月26日(土)
 12:30 受付開始
 13:00~15:00 総会(会員のみ)
 15:30~16:30 大会講演会
 17:00~19:00 懇親会(一橋大学生協東プラザ・カフェテリア)
 *会費5000円(学生3000円)

2025年4月27日(日)
   9:30 受付開始
 10:00~12:20 自由論題研究発表会
 14:00~17:00 大会企画研究会

【開催形式】 ハイブリッド形式(対面・オンライン併用)
【会場】

一橋大学(東京都国立市)東キャンパス東2号館
アクセス情報  : https://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/kunitachi.html
キャンパスマップ:https://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html

【参加登録】

対面参加・オンライン参加ともに登録が必要です。
下記Googleフォームよりご登録ください。 

  https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf3_XodlpVzC_YXULiNBMyH4-_m1peAOe5cDsKzkdnKW9g53g/viewform?usp=sharing 

*大会参加登録は、2025年 4 月23 日(水)までにお願いいたします(なお、懇親会参加登録の〆切は、準備の都合により4月17日(木)といたします)。
*Zoom 接続情報は、大会開催前日までにご登録のメールアドレスにお送りします。

【参加費】

会員 500 円、非会員 1000 円 ※部分参加でも全日程参加でも同額です。

<納付方法>
・会場でご参加の方は、会場受付にて現金でお支払いください。
・オンラインでご参加の方は下記のとおり請求しますので、指定の口座にお振り込みください。

会員:5月に 2025 年度会費請求書を送付しますので、会費納付の際に合わせてお振り込みください。
非会員:参加登録をされた方にメールで参加費の請求書を送付しますので、メール到着後2週間以内にお振り込みください。
※振込手数料はご負担ください。

 

【総会について
(会員のみ)】
日本アーカイブズ学会会員(正会員・賛助会員)の方には、総会の詳細について別途ご案内申し上げます。


 2 プログラム概要 

※タイトル、時間、会場等は変更となることがあります。

(1)大会講演会 4月26日(土)15:30~16:30 《2201番教室》

タイトル:「日本近世史研究と史料目録編成」
講演者:渡辺尚志(一橋大学名誉教授・松戸市立博物館館長)

プロフィール: 1988年に東京大学大学院博士課程を単位取得退学、同年国文学研究資料館助手、1993年一橋大学社会学部助教授、2001年一橋大学大学院社会学研究科教授、2021年一橋大学名誉教授、2022年松戸市立博物館館長に就任。『殿様が三人いた村』(たけしま出版、2024年)、『日本近世村落論』(岩波書店、2020年)、渡辺尚志編『アーカイブズの現在・未来・可能性を考える』(法政大学出版局、2016年)など著書・編著多数。

 

(2)自由論題研究発表会 4月27日(日)10:00~12:20 (10:00~10:05は注意等)

第1セッション】《2202番教室》
林美帆、除本理史……「公害資料館ネットワーク設立12年の成果と課題」
清水ふさ子……「近代日本の商業組織における重要記録の作成と保管について―長瀬商店(現:花王株式会社)資料における「記録シリーズ」(全6号、1888年-1934年)を事例に―」
渡邊 健……「医療観察事件に関する記録の利用-被害者遺族への記録・情報開示の実際-」
阿久津美紀……「アーカイブズから受けるトラウマ―戦争・先住民・人権侵害等の被害者の広がりと回復―」 

第2セッション】《2206番教室》
曹志強、白井哲哉……「中国の地方档案館(局)におけるAIを活用した文書公開判定の現状と課題」
淺井良亮……「公文書管理とAI:評価選別への導入を考える」
菅 真城……「日本におけるアーキビストのリカレント教育の課題:認証アーキビストを手がかりに」 

 
(3)大会企画研究会 4月27日(日)14:00~17:00 《2201番教室》

テーマ:「自治体史編纂とアーカイブズ:トータル・アーカイブズを考える」

企画趣旨:公文書管理法の施行後、官公庁で作成される公文書への関心は高まり、都道府県立の公文書館は40を超えるようになった。また、市町村においても新たな公文書館設置が徐々に進みつつある。とは言え、その背景に、各地で行われた自治体史編纂事業が存在したことを見過ごすべきではないだろう。 自治体史編纂は、地域社会に根ざした多様な記録群を体系的に収集・整理・編成することで、過去を理解し、未来に資する基盤的情報を創出する作業である。自治体史編纂事業は、公文書管理法・公文書管理条例のような法的根拠をもつ公文書とともに、収集アーカイブズの存在意義をあらためて問い直す契機となりうる。このような自治体史編纂事業が持つ可能性を、公的な記録に留まらず、地域全体にわたる記録の収集・保存を志向するトータル・アーカイブズの考え方を補助線として、改めて検討したい。 本企画研究会では、まず大月英雄氏から、新たに開始された自治体史編纂事業を通じた、公文書館自体の機能強化の試みを提示いただく。高村恵美氏には、基礎自治体における自治体史編纂事業と文書館、資料館協働の取り組みについて報告いただく。また、尾崎泰弘氏からは、自治体史編纂事業終了後の博物館におけるアーカイブズ資料の利活用の課題について報告をいただく。これらの報告を受けて古賀崇氏からは、コメントもかねて、自治体史編纂事業を補完するような、各地での地域資料の把握や継承のあり方をめぐる近年の動向について報告いただく。 自治体史編纂事業を正面に据えた本研究会を通じて、地域の記録の総体をどのように把握、継承するかを、トータル・アーカイブズの考え方を踏まえ、あらためて議論する。

報告
大月英雄(滋賀県立公文書館)「自治体史編纂事業が拡げる公文書館機能」
高村恵美(常陸大宮市教育委員会)「基礎自治体における自治体史編纂事業」
尾崎泰弘(飯能市立博物館)「博物館におけるアーカイブズ資料の利活用」 

コメント:古賀崇(天理大学)

 

3 常設プログラム

賛助会員出展《2203番教室》

SIGフォーラム《2203番教室》
(日本アーカイブズ学会認定SIGに関心を持つ方の交流の場です。)

 

問い合わせ先:

office■jsas.info(■を@に変えてください)