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研究会情報

このページでは、史学会に寄せられた、歴史学に関連する研究会や学会、講演会、展覧会などの情報をご案内しています。詳細は、それぞれの問い合わせ先にお尋ねください。
皆様からの積極的な情報提供をお待ちしています。

「異文化交流の世界史」第12回オンライン講演会[2025.05.28掲載]

日時:

2025年6月9日(月)19:30~21:00

場所:

オンライン(Zoom)

主催:

科学研究費基盤研究(A)「近世ユーラシアの宗教アイデンティティ:グローバル多元主義と地域大国主義の相克」(代表:守川知子)

趣旨説明、プログラムなど:

"歴史上、人はどのように他者と邂逅し、交流したのかを検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、オンライン(Zoom)による連続講演会「異文化交流の世界史」を開催します。
第12回は下記の要領で行います。

 

日時:2025年6月9日(月)19:30~21:00

講師:山下 範久先生(立命館大学教授)

テーマ:「ヨーロッパ中心主義批判を考え直す」


【講師紹介】
専門は歴史社会学、社会理論。主著に、『現代帝国論: 人類史の中のグローバリゼーション』(NHK出版、2008年)、『帝国論』(講談社選書メチエ、2006年)、『世界システム論で読む日本』(同、2003年)、編著に、『教養としての世界史の学び方』(東洋経済新報社、2019年)など多数ある。また、ニューヨーク州立大学で師事したI・ウォーラーステインの『ヨーロッパ的普遍主義:近代世界システムにおける構造的暴力と権力の修辞学』(明石書店、2008年)の訳書がある。

*本連続講演会の主題でもある「異文化交流」が歴史の主題として取り上げられる動機には、世界史の空間の捉え方がヨーロッパ中心主義的に固定される傾向にあることを「いかに揺さぶるか」という問題意識があります。ヨーロッパ中心主義批判は、すでに常識化したように語られることもしばしばですが、本当に歴史記述は変わってきたのでしょうか。今回は、世界システム論の第一人者である山下先生に、異文化交流の歴史を描く際の理論的な前提についてお話しいただきます。


申込先: https://forms.gle/SxvDjNduTi9SzzL2A

*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の6月8日正午までに、上記のURLからお申し込みください。
*お申し込みいただいた方へ、前日中に、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

ご講演は45~50分、質疑応答は30~35分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。
奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

【これまでの講演会】

第1回・5月31日(金) 西川杉子先生(東京大学)「ユグノーたちのロンドン」

第2回・6月20日(土) 弘末雅士先生(立教大学)「人喰い風聞と異文化交流」

第3回・7月19日(金) 澤井一彰先生(関西大学)「酒は飲んでも吞まれるな:16世紀後半のオスマン帝国の都イスタンブルにおける飲酒行為をめぐる異文化交流」

第4回・9月30日(月) 中砂明徳先生(京都大学)「3人のペトロ」

第5回・10月24日(木) 網野 徹哉先生(東京大学)「司祭を訴えるインディオたち:16~17世紀のアンデス世界」

第6回・11月28日(木) 冨澤かな先生(東京大学)「共感と偏見:18世紀末イギリス人オリエンタリストのインド理解」

第7回・1月22日(水) 馬場多聞先生(立命館大学)「イエメンのラスール朝と動物たち」

第8回・2月12日(水) 小澤実先生(立教大学)「ヴァイキングとシルクロード:ユーラシアに広がる北欧人集団」

第9回・3月5日(水) 坂野正則先生(上智大学)「18~19世紀フランスにおけるワイン産業と外国人」

第10回・4月25日(金) 岡美穂子先生(東京大学)「弥助は「戦士」か否か:16世紀アジアでのアフリカ人認識の裏側」

第11回・5月26日(月)  川分圭子先生(京都府立大学)「ハワイのアメリカ砂糖植民地への変容と宣教師の子供たち:伝道から併合への道程」


【今後の予定】

第13回・7月15日(火) 大塚修先生(東京大学)

問い合わせ先:

tomomo■l.u-tokyo.ac.jp(■を@に変えてください)

公開シンポジウム「マルク・ブロックを受けとめる」[2025.05.28掲載]

日時:

2025年6月13日(金)16時30分~20時

場所:

東京大学文学部3番大教室

主催:

主催:東京大学文学部西洋史学研究室
共催:立教大学文学部史学科、科研費基盤研究B(課題番号25K00515)
後援:西洋中世学会

趣旨説明、プログラムなど:

公開シンポジウム「マルク・ブロックを受けとめる:21世紀日本の研究と教育」

 

◆2025年6月13日(金)16:30~20:00

 ハイブリッド型開催(対面・オンライン)

◆会場:東京大学本郷キャンパス 国際学術総合研究棟1階 文学部3番大教室
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_07_j.html

 

ナチの銃弾に斃れたユダヤ系フランス人歴史家マルク・ブロック(1886-1944)が、人類文化に多大な功績を残した人物として、2026年6月16日にパリのパンテオンに埋葬されることが決定された。20世紀の歴史学を牽引した『アナール』を1929年に創刊し、封建社会論、農村史、心性史、比較史などに不朽の業績を残したブロックは、戦後日本の歴史学の展開においても極めて大きな足跡を残した。今回のシンポジウムは、21世紀の日本において、そのブロックとその生きた時代をどのように理解し、その著作をどのように読み解き、そしてその成果をどのように中等・高等教育に活かすのかを検討する。

 

第1部では、歴史家ブロックの生涯・時代・業績について、21世紀の学問世界の中でどのように位置付けるべきかを考察する。第2部では、ブロックの成果とそれを踏まえた『西洋中世文化事典』(丸善出版、2024)を、歴史総合が始まり近現代史の比重が増える中、歴史教育に実際に携わる実践者がどのように活用するのかを検討する。各部の最後に、フロアも交え、討論を行う。

 

 

【プログラム】
16:30 趣旨説明:菊地重仁(東京大学)

第1部:「今またマルク・ブロックを振り返る」

司会・運営:菊地
16:35 導入:長井伸仁(東京大学)
「ブロックのパンテオン葬が意味するもの」
16:45 報告1:向井伸哉(大阪公立大学)
「マルク・ブロックと農民」
17:10 報告2:佐藤雄基(立教大学)
「日本中世史と『封建社会』」
17:35 報告3:平野千果子(武蔵大学)
「ブロックの生きた時代—植民地史研究の視角から」
18:00 ディスカッション

第2部「専門知と教育:教育現場における『西洋中世文化事典』の使い方」

司会・運営:小澤実(立教大学)
18:30 導入:小澤
「ブロック・教育・『西洋中世文化事典』」
18:40 報告1:井上智也(岐阜県立岐阜高等学校)
「「市民性教育」と西洋中世学の接続に向けて—新課程歴史科目の実践からの展望」
19:05 報告2:小林繁子(新潟大学)
「「歴史家の作業場」と社会科教員養成をつなぐ—史料活用への試み」
19:30 ディスカッション:全員
19:50 総括:小澤

 

◆参加費 無料

 対面参加:事前申し込み 不要
 オンライン参加:事前申し込み 必要
 以下のwebサイトよりお申し込みください。
 https://rikkyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/RxxPe0CcQfy7VT42wfyhTg

問い合わせ先:

小澤  実 m-ozawa■rikkyo.ac.jp(■を@に変えてください)
菊地 重仁 sgt_kikuchi■l.u-tokyo.ac.jp(■を@に変えてください)

第42回歴史地震研究会(豊岡大会)[2025.05.28掲載]

日時:

2025年9月27日(土)~9月29日(月)

場所:

芸術文化観光専門職大学 (兵庫県豊岡市山王町7-52)

主催:

歴史地震研究会

趣旨説明、プログラムなど:

歴史地震研究会では、下記のとおり第42回歴史地震研究会(豊岡大会)を開催することになりました。

会場:芸術文化観光専門職大学 (兵庫県豊岡市山王町7-52)

日程:2025年9月27日(土)~29日(月)

            
 27日:研究会・公開講演会・懇親会
 28日:研究会・総会
 29日:巡検

 

開催概要やプログラムに関する詳細は、本研究会ホームページにて随時更新いたします。

https://www.histeq.jp/kenkyukai.html

皆様のご参加をお待ち申し上げております。

問い合わせ先:

rekishi2025■histeq.jp(■を@に変えてください)