ホーム|Home > 関連研究会情報等|Other events info > 研究会情報

研究会情報

このページでは、史学会に寄せられた、歴史学に関連する研究会や学会、講演会、展覧会などの情報をご案内しています。詳細は、それぞれの問い合わせ先にお尋ねください。
皆様からの積極的な情報提供をお待ちしています。

「異文化交流の世界史」第第11回オンライン講演会[2025.05.14掲載]

日時:

2025年5月26日(月)19:30~21:00

場所:

オンライン(Zoom)

主催:

科学研究費基盤研究(A)「近世ユーラシアの宗教アイデンティティ:グローバル多元主義と地域大国主義の相克」(代表:守川知子)

趣旨説明、プログラムなど:

歴史上、人はどのように他者と邂逅し、交流したのかを検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、オンライン(Zoom)による連続講演会「異文化交流の世界史」を開催します。
第11回は下記の要領で行います。

 

日時:2025年5月26日(月)19:30~21:00

講師:川分 圭子先生(京都府立大学教授)

テーマ:「ハワイのアメリカ砂糖植民地への変容と宣教師の子供たち――伝道から併合への道程」


【講師紹介】
専門は、イギリス史、イギリス領植民地史(特にアメリカ、カリブ諸島)。イギリス近世・近代の海外進出と現代への影響や、海外進出の担い手であった貿易商の家族史を研究している。主な著書・編著に、『ボディントン家とイギリス近代:ロンドン貿易商1580-1941』(京都大学学術出版会、2017年)、『商業と異文化の接触:中世後期から近代におけるヨーロッパ国際商業の生成と展開』(玉木俊明氏との共編著、吉田書店、2017年)、『カリブ海の旧イギリス領を知るための60章』(堀内真由美氏との共編著、明石書店、2023年)などがある。 

*19世紀後半、急速に砂糖生産地となったハワイは、アメリカ市場への依存度を深め、最終的にアメリカに併合されます。ここには、19世紀前半にニューイングランドからハワイに渡った宣教師の子弟が深くかかわっていました。本報告では、宣教師の子供たちの多くが砂糖プランテーション経営者になり、宣教の理想がハワイ併合支持に変容していく過程についてお話しいただきます。


申込先: https://forms.gle/ZDPZFqMdT21uxYdx7

*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の5月25日正午までに、上記のURLからお申し込みください。
*お申し込みいただいた方へ、前日中に、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

ご講演は45~50分、質疑応答は30~35分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。
奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

【これまでの講演会】

第1回・5月31日(金) 西川杉子先生(東京大学)「ユグノーたちのロンドン」

第2回・6月20日(土) 弘末雅士先生(立教大学)「人喰い風聞と異文化交流」

第3回・7月19日(金) 澤井一彰先生(関西大学)「酒は飲んでも吞まれるな:16世紀後半のオスマン帝国の都イスタンブルにおける飲酒行為をめぐる異文化交流」

第4回・9月30日(月) 中砂明徳先生(京都大学)「3人のペトロ」

第5回・10月24日(木) 網野 徹哉先生(東京大学)「司祭を訴えるインディオたち:16~17世紀のアンデス世界」

第6回・11月28日(木) 冨澤かな先生(東京大学)「共感と偏見:18世紀末イギリス人オリエンタリストのインド理解」

第7回・1月22日(水) 馬場多聞先生(立命館大学)「イエメンのラスール朝と動物たち」

第8回・2月12日(水) 小澤実先生(立教大学)「ヴァイキングとシルクロード:ユーラシアに広がる北欧人集団」

第9回・3月5日(水) 坂野正則先生(上智大学)「18~19世紀フランスにおけるワイン産業と外国人」

第10回・4月25日(金) 岡美穂子先生(東京大学)「弥助は「戦士」か否か:16世紀アジアでのアフリカ人認識の裏側」


【今後の予定】

第12回・6月9日(月) 山下範久先生(立命館大学)
第13回・7月15日(火) 大塚修先生(東京大学)

問い合わせ先:

tomomo■l.u-tokyo.ac.jp(■を@に変えてください)